医薬品の物性測定
MEDICAL
対象物の例

錠剤、カプセル、顆粒、軟膏、絆創膏、注射器、注射針 etc.

多様なサンプルに対し、さまざまな角度から特性を計測・可視化します。
試料ごとの最適な測定方法につきましても、お気軽にご相談ください。
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対象物の例

錠剤、カプセル、顆粒、軟膏、絆創膏、注射器、注射針 etc.

錠剤では、輸送や保管時の欠損を防ぐために破断強度(一定の圧縮や曲げ力を加えたときにどの段階で割れるかを示す指標)の評価が重要です。割れにくさを把握することで、服用時の飲み込みやすさや崩壊速度にも影響を及ぼす製剤設計の最適化に役立ちます。また、過度に硬い場合は有効成分の溶出が遅れる可能性があり、適切な硬度のバランスを見極めることが品質管理上の要点となります。

測定のポイント
錠剤の物性評価では、破断・破砕強度試験を用いて、輸送や保管時の欠損防止に必要な割れにくさを定量化します。加えて、圧縮/引張試験によって錠剤全体の変形挙動を把握し、服用時の崩壊速度や有効成分の溶出性に影響する硬度のバランスを検討するためのデータを取得します。
カプセルでは、外被の連結部分が破損しないよう、カプセルの引き抜き強度を評価する必要があります。これはカプセル同士を引き離す際に要する力を測定し、漏出や崩壊のリスクを把握する指標です。材質や充填物の種類によって強度や崩壊特性が変化するため、設計段階から適切な測定を行い、安全かつ効果的な服用を実現します。また、過度な引き抜き抵抗は飲み込みづらさや開封トラブルを招く恐れがあるため、バランスが重要です。

主流の試験項目
測定のポイント
カプセルの物性評価では、専用のカプセル引き抜き用アダプターを使用した圧縮/引張試験を通じて、外被の連結部分の引き抜き強度を測定します。これにより、カプセル同士を分離する際に必要な力を定量化し、漏出や崩壊のリスクを評価。材質や充填物の違いによる強度変化を把握することで、安全かつ効果的な服用を実現するための設計指標とします。
顆粒は単粒子と複数粒の集合体で物性が異なるため、両面から評価する必要があります。単粒子レベルでは粒子の大きさや形状、結合力が溶出速度や吸湿性を左右し、集合体では相互摩擦や凝集が粉体流動性に影響を与えます。こうした力学特性を把握することで、製造時の造粒工程や打錠工程の安定化、さらには服用時の溶解・分散性の向上を図ることができます。適切な粒度や凝集度の管理が、成分の均一性とスムーズな吸収に直結します。

測定のポイント
顆粒製剤の物性評価では、単粒子とその集合体それぞれの特性を明確にするため、圧縮試験を用いて粒子の大きさや形状、結合力を評価します。さらに、破断・破砕強度試験により、集合体全体の摩擦や凝集の程度を解析し、製造工程の安定性や服用時の溶解・分散性向上につながるデータを取得します。