業界別に見る工業製品の物性測定

多様なサンプルに対し、さまざまな角度から特性を計測・可視化します。
試料ごとの最適な測定方法につきましても、お気軽にご相談ください。

INDUSTRIAL PRODUCTS

対象物の例

ゴム・エラストマー、粘着テープ、フィルム etc.

ゴム・エラストマーの測定

ゴムやエラストマーは高い弾性を持ち、外力を除くと元に戻る材料です。降伏点を超えると塑性変形が始まり、永久歪みが増加します。弾性率や降伏点を把握することで衝撃吸収性や耐久性を最適化し、振動制御やシール材の信頼性を高められます。

測定のポイント

ゴムやエラストマーの物性評価では、圧縮/引張試験および応力緩和試験を通じて、弾性率や降伏点、外力除去後の回復挙動を詳細に測定します。さらに、クリープ試験により、長時間荷重下での永久変形の発生を解析し、衝撃吸収性や耐久性、振動制御性能の最適化に向けた材料特性を把握します。

粘着テープの測定

粘着性は被着体への付着力を決め、剥がす際の抵抗感にも影響します。伸びの評価は、テープを引っ張ったときの弾力を知るうえで重要です。また、温度や湿度に左右されやすい特徴があるため、使用環境を想定した力学測定が必要です。適切な配合設計や基材選択により、目的に応じた粘着力と復元性を得られます。これらを評価することで、貼りやすさや耐久性の向上が図れます。

測定のポイント

粘着テープの物性評価では、付着試験を中心に、被着体への付着力と剥離時の抵抗感を定量化します。さらに、引張試験により、テープの伸びや弾力性を評価し、温度や湿度といった使用環境下での特性変化を考慮することで、最適な粘着力と復元性のバランスを実現します。

フィルムの測定

フィルムは薄膜状で、曲げ特性と引張強度が品質を左右します。曲げ特性の評価により、しなやかさや耐クラック性を把握でき、工程や使用時の破損リスクを予測できます。引張試験では、どの程度の荷重や変形に耐えられるかを数値化し、破断のしやすさを確認します。これらの力学情報を基に、ラミネート加工やコーティングを最適化すれば、包装や電子部材で高い信頼性が得られます。

測定のポイント

フィルムの物性評価では、引張試験を通じて引張強度や変形耐性、耐クラック性を数値化し、折れ曲げ試験で曲げ特性を評価します。さらに、応力緩和試験により、持続的な変形下での挙動を解析し、ラミネート加工やコーティングの最適化に向けた信頼性の高いデータを提供します。